皆さん、こんにちは。
今回は、前回の「高血圧」と同じくらい気になる「コレステロール」のお話です。
2020年の定期健康診断の結果(2021年厚生労働省により発表)を見ますと、
全国の定期健康診断を受診されている就労者の内、
有所見率(何か結果で引っかかった率)はなんと58.5%!
半分以上の方が、何かしら引っかかり、再検査したり要注意と言われてる訳ですね。
その内訳を見ますと、
1位:血中脂質 33.3% 2位:血圧 17.9% 3位:肝機能 17.0%
と、圧倒的に多いのが血中脂質検査の異常でした。
<コレステロールの基準値>
「コレステロール」とは、血液の中に流れる脂質のひとつです。
LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールがあります。
2022年度版基準値は下図の通りです。
non-HDLコレステロール = 総コレステロール - HDLコレステロール
(LDLコレステロール以外の悪玉も含む値)
<コレステロールの役割って?>
血液中の脂肪分は、全身に運ばれエネルギー源として使用されています。
では「コレステロール」はどんな役割をしているのでしょう?
<LDL(悪玉)コレステロール値が上がる原因は?>
① トランス脂肪酸
➡ 人工で作られた不飽和脂肪酸(マーガリンやショートニング)
② 飽和飽和脂肪酸の摂り過ぎ
➡ 常温でも固体の脂(バターやラード・ココナッツ)
③ オメガ3・6・9の摂り方のバランスが悪い
➡ 揚げ物・炒め油オメガ6(リノール酸系のべにばな油・ゴマ・キャノーラ油等)が多い
摂りづらいオメガ3(α-リノレン酸系の亜麻仁油・エゴマ油・青魚等)が少ない
生で食べたいオメガ9(オリーブオイル・アボガドオイル等)が摂れていない
④ ストレス、ホルモンバランスの乱れ
➡ ストレスを受けた時に分泌されるストレスホルモンにはコレステロールを増やす作用あり
閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少で、ホルモンの原料として使われなくなり、
コレステロール値が上がる
原因を見ると、油の摂り方が大いに関係していますね。
油の摂り方の注意点をまとめると
人工の油は摂らない(トランス型は✖)
青魚をしっかり食べよう
油は過熱をしない(亜麻仁油・オリーブ油など)
炒め物はひっつかないフライパンで油を使わずに
まず、油・脂の摂り方を見直すことから始めてみましょう!
そして、野菜・海藻・きのこ・玄米・大豆製品をしっかり摂りましょう!
今回の担当はウェルネス体操スタッフの濱口でした。
また次回をお楽しみに。
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